株式会社ビー・アジャイル: スタートアップを成功させたい。そのお手伝いを主にやってます。

HOWからWHATへの越境

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この記事はDevLOVE Advent Calendar 2014「越境」の43日目(12/20)の記事になります。 昨日の takaking さん の越境 のバトンを受け継ぎまして、 本日の担当は僕(志田) ということで、僕の越境について書いてみます。

僕がトライしてる越境

僕がトライしている越境は:

どうやって作るか?(HOW) から 何を作るか?(WHAT) への越境

です。

WHATを提案する上で行っている事


  • ビジョン
  • ユーザーテスト
  • インタビュー
  • 競合・参考サービス調査
  • ユーザー行動データ分析
  • プロトタイピング
  • ブレスト
  • ドッグフーディング

など多岐に渡ります。 よいアイディアが出るためなら何でもやる、というスタンスです。

その中で苦労をしたこと


  • WHATを提案しても採用されない
  • HOWとWHATで脳みその使うパーツが違う
  • WHATは時間対成果が必ずしも見合わない

WHATを提案しても採用されない

最初はもちろん仕様はお客様から上がって来てHOW以降を担当するわけで、通常求められるHOWの部分に必要な時間は十分に確保した上で、お客さんからは求められていないWHATについても、プラスで時間をとって実施していきました。

最初はそんなことに時間を使わずにとにかくHOWのパートに時間を使うようにと言われたこともあります。
でも、しつこく提案し続けた結果分かった事は、本当に良さそうなアイディアが無事でてくれば、お客さんはきっと採用してくれる、ということです。

そうして出て来たアイディアが何度かが採用されるうち、だんだん関係性も変わって来て、受け入れられやすくなりました。

HOWとWHATで脳みその使うパーツが違う

これは、2013年7月の僕のつぶやきです。

> きっとね。
> コレを使う人はどんな人でどんなモノがあれば喜ぶかな、と考える思考回路は右脳で、
> いざ、プログラムを書くぞ、と設計を考える脳は左脳なんじゃないかな、と。
> で、そのモードの切り替えが大変なんだよ。。

プログラミングの深く深くロジカルに考えていく思考と、想像や発想や発散する思考はだいぶ違うものです。

そんな風に、WHATを考えたり、HOWを考えたりいったり来たりしていると非常に脳みそが疲れて、効率が落ちるのを感じました。
でも、最近では気付いてみればHOWやWHATその境を意識することがなくなったみたいです。
脳みそがいつの間にか慣れたのかも。。。

WHATは時間対成果が必ずしも見合わない

例えば丸一日かけて出て来たアイディアで結果がでない事もあれば、朝ぱっと閃いたアイディアで結果が出る事もあります。
プログラミングではそういうムラはありませんから、うまく行かないとがっくり来たりします。
でも、今では、そういうものなので仕方ないのかな、と考えるようになりました。

分かった事は、少なくとも自分でもうまく行くとはあまり思えないようなものを「エイヤ!」で作ったときはほとんど失敗しているし、それなら多くの場合は作らない方がマシだったりもします。

だから、やはりWHATに必要な時間は確保するし、そのための作業に熟練してスキルをあげていかないと、と思っています。

WHATの領域に踏み込んでよかった事


  • 技術者しか思いつかないようなアイディアが出てくる事
  • 開発のムダを省く事ができるようになる事
  • 企画の背景がよく理解できるようになる事
  • 楽しい!!!

技術者しか思いつかないようなアイディアが出てくること

こんな考え方から新しいアイディアが出て来たりします。

  • この技術でなにか面白い事できないかな?
  • こんなデータが取れるから、これを使っておもしろいことできないかな?
  • A、B、Cこの3つのピースをうまく満たすアイディアをひねり出さなければいけない

開発のムダを省く事ができるようになる事

開発者が作らなければ何も世にはうまれませんよね。
誰も使わないものは作るだけムダであり、開発者がそれを判断できるなら、ムダを作り出さないための、最後の砦になることができます。

企画の背景がよく理解できるようになること

たとえば、同じ仕様書があり、開発者AとBに渡して作らせたとして、きっと全く同じものが出来上がる事は決してないはずです。
よいアイディアも作り手によって成功したり、しなかったりするでしょう。
誰が作っても同じなら、オフショアでもなんでもして、安いところを探すわけですが、そうではないです。
だから、作り手が担う部分は本当に重要だと考えます。
もちろん、作るスキル次第で出来上がりが変わる要素もありますが、作り手がWHATに関わり深く、ニーズに深く共感しておくことは、出来上がる成果物に大きく影響すると思います。

楽しい!!!

これについて説明は不要かと思います。
好きこそものの上手なれ、と言いますが、楽しければストレスをあまり感じずにがんばれます。

終わりに

そんなこんなで好き勝手書かせていただきました。明日は「おくむらみつゆき」さんが担当です。

それでは、皆様よいクリスマスを!